R-LINKとは
東朋テクノロジーとイスラエルのスタートアップ企業「CoreTigo」が開発中の堅牢性、リアルタイム性に特徴を持つ無線システムです。
最大の特徴は、通信エラーの発生率が10億分の1と、有線通信と遜色ない堅牢性を誇る無線システムです。また、通信遅延時間が5msecとリアルタイム通信を行うことが可能で、
これまでは難しかった産業用の制御無線通信として活躍が期待されています。センサネットワーク「IO-Link」の無線化を目的に開発されたシステムで、有線IO-Linkの置き換えとしても活用可能です。
「切れない」しくみ
下記4つのしくみで、堅牢性を担保しています。
通信干渉が起きる周波数帯を学習し通信を最適化(機械学習)
他の無線が使用しているチャンネルでの通信を停止(ブラックリスト)
3度の通信リトライを行い堅牢性を確保(通信リトライ)
他の無線と競合しないようにホッピングをしながら通信(周波数ホッピング)
ブラックリストで使用周波数を選択し、3度の通信リトライと周波数ホッピングを行うため通信成功率が高くなります。また、通信干渉の少ない周波数帯を学習し選択することで、堅牢性の高い無線となっています。
切れない無線のアプリケーション例
上記の無線自体の強みとR-LINKの強みを組み合わせることによって、下記のようなアプリケーションで活躍できると思われます。
・ロボット稼働部の通信線を無線化
・遮蔽空間への通信
・緊急停止ボタンの無線化
・産業用センサを無線化
使用概略
無線周波数帯:2.4GHz
エラーレート:10e-9
レイテンシー:5msec
接続ノード数:1マスタに対し最大40デバイス
通信距離:10~20m
下位入出力:アナログ1量/デジタル計8点、又はIO-Link接続
通信速度:最大21kbps
実証実験募集中!
現在、多くの企業様から実証実験のお引き合いを頂いております。
産業用制御通信は、これまで技術的に実現が難しく、断念してこられた企業様も多くいらっしゃると考えます。
まずは、実証実験/PoCレベルで、切れない無線「R-Link」の実力をお試しいただいた後、是非実際のご採用検討を行っていただければと存じます。
ご連絡先
東朋テクノロジー株式会社
IoT事業開発室